不動産業者の皆様こんにちは。
不動産業IT化コンサルタントAでございます。

今週末、私の自宅にこんなチラシが入っておりました。
『フェア開催中に弊社とご売却の専属専任媒介契約を締結頂いた方に
VISAギフトカード３万円分プレゼント』
ん～ん･･･　何だかなぁ･･･　って感じですね。

まぁ勿論『えっ!!３万円くれるんなら自宅を売却しよう』ってな人はいない
わけですから、このチラシは『既に他社から売りに出している方』若しくは
『何社か査定の依頼をかけていて、どの業者か売りに出すか悩んでいる
方』を囲い込む為の方策である事は分かるんですが。
なんと言いますか、発想が貧相と言いますか・・・　こんなんで良いんでし
ょうか？

かつてイギリス首相ウィンストン・チャーチル（1874～1965）は広告について
こう語ったと言います。
『広告は人々の消費力を高める。よりよい生活への欲求を生む。広告は人に、
もっといい家、もっといい服、もっとおいしい食べ物を、自分や家族の為に手に
入れるよう目標を立てさせる。努力するよう個人にはっぱをかけ、大量生産に
拍車をかける』

不動産業界は湯水のように広告費を垂れ流しておきながら、広告の費用対効
果も測定せず、広告配布エリアをマーケティングの見地から見直しもせず、どん
な広告が有効か比較もせず、ただ『物件が良ければ客は来る』と言い続けるの
み。
そして、肝心要の『物件』を『３万円のギフト券』で釣ろうとする。

いつまでこんな事してたら良いんでしょうね･･･

次回のセミナーでは、今後の不動産業界が『どのようにチラシ』と付き合えば
良いのかについて、答えをお話しさせて頂く予定です。